X線写真
一般撮影部門【CR撮影装置】
一般撮影(or単純X線撮影)とは?
東芝メディカル:KXO-50G
コニカミノルタ:REGIUS MODEL570
コニカミノルタ:Aero DR
X線は肺のように空気がたくさんある部位は透過しやすく、骨などは透過しにくいという性質を持っています。よって、体の組織や臓器によって透過性が違い、その透過性の差を画像化して表示しています。
当院ではComputed Ragiography(CR)装置を導入しております。これは従来使用していたX線用フィルムではなく、Imaging Plate(IP)という体を通過したX線量を記憶できるものを使用することで、従来のX線用フィルムでの撮影よりも情報量が多く、被曝を低減した画像を撮影することが可能となっております。
また、2015年12月よりFlat Panel Detector(FPD)装置を順次導入しており、前述のCR装置よりも低被爆で撮影できるものとなっております。また、従来では1枚の画像を表示するまでに約20~30秒程の時間がかかりましたが、FPD装置においては約1~2秒程で表示されます。更に大きく違う点として、撮影したカセッテを交換する必要がありません。体位変更時にカセッテを入れ替えることなく撮影できますので、検査時間の短縮につながります。こうした画像を提供することで、日々の診療に役立てております。
検査の内容について
一般撮影室は3部屋あり、撮影する部位により各部屋からお呼び出しさせていただいております。撮影室内ではさまざまな体位をとって撮影を行っていきますのでご協力お願い致します。
また、検査所要時間は、撮影部位や撮影枚数により様々ですが5分~15分程です。
胸部正面X線写真
腹部正面X線写真
頭部側面X線写真
検査の注意事項
X線を使って検査を行うため金属類、プラスチック類等の付いている衣服またはアクセサリーなどは場合によっては着替えていただくか、もしくは外していただく場合がございます。
例;衣服に付いているボタンやファスナー、時計、ネックレスなどの貴金属類、メガネ、入れ歯など
※検査を行う前に担当技師から確認させていただきます。また、衣服の着替えが必要な場合は検査着をこちらでご用意させていただきますのでご安心ください。
被曝について
この検査での被ばく線量はとても少なく、短期間に複数回検査を行なった場合でも、体にほとんど影響のない放射線量ですのでご安心ください。(下表参照)
しかし、一般的に胎児はX線に対する感受性が高いので妊娠されている方、もしくはその可能性のある方は事前にスタッフへ申し出てください。
撮影部位 | 表面入射線量(mGy) | 被曝目標低減値(mGy) |
頭部 | 1.2 | 3 |
胸部 | 0.15 | 0.3 |
腹部 | 1.7 | 3 |